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サポート情報 2015.04.21
XP はサポート終了で 8 の 21倍危険は本当か?

2014年4月9日にWindows XP のサポートが終了になりました。その際「新しい OS は感染率が低いので、早く最新の Windows 8 へ移行して下さい」と警告されていました。この案内によって、新しくパソコンを購入された方は、買い変えたことで安全になったと思ってしまいがちです。

あれから1年経過し、当時報道されたデータを検証したいと思います。


マイクロソフト公式ブログ


21倍危険の資料は 8 が発売されて わずか1カ月間のデータ

Windows 8 は、2012年10月26日に発売されました。マイクロソフトが報道向けに公開した資料は、2012年7月 ~ 12月 を集計したもので、発売されてわずか 1カ月のデータで感染率を比較していました。

冷静に判断すると 0.8 という数字は、1カ月という短期間でこんなに感染して大丈夫?と不安になります。さらに計算方法が謎で、どうやったら 21倍になるのか分かりません。

マイクロソフト インテリジェンス レポート 第 14 版



当時の報道で隠された資料

2013年11月13日に公開されていた資料があります。この資料は、2013年1月 ~ 6月 を集計した資料で、公開されていましたが報道で使用されることはありませんでした。

発売されても不評のため、シェアを拡大できなかった Windows 8 の感染率が 3倍になっています。第 14 版と比較すると XP は 9.1 に感染率を下げています。

2013年6月のデスクトップ OS シェア Windows 8 は 5%


マイクロソフト インテリジェンス レポート 第 15 版



Windows XP のサポート終了が騒がれた時の資料では?


Windows XP のサポートが終了した翌月の 2014年5月8日に、2013年7月 ~ 12月 までの感染率を集計した資料が公開されました。もっとも危険といわれた XP の感染率ですが、資料を確認すると疑問がでます。

Windows 8 については、シェアが 7% 未満にもかかわらず 感染率が 8倍 に増加しています。発売されて 1年の最新 OS である Windows 8 は脅威の感染率と考えられます。この数字を比較して Windows 8 は安全で、XPは 21倍 危険といえるのでしょうか?

2013年12月のデスクトップ OS シェア Windows 8 は 7%


マイクロソフト インテリジェンス レポート 第 16 版



どの OS を選んでも危険は同じ

結論から言うと、買い替えても安全ではありません。危険度や感染率は、時間が経過するとそれほど変わらなくなります。紹介している ウイルス対策 を忘れず行うことが大切です。

ただ、気をつけたいのは 普及率が低いのに感染率が高い Windows 8 です。攻撃者のターゲットになっている OS と考えることができます。


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